サッカースパイクには様々な種類がありますが、今回は革の違いについて詳しく紹介していきたいと思います!
具体的には革の種類・特長を中心に説明します!ぜひ購入時の参考にしてみてください!
サッカースパイクの革の種類
サッカースパイクに使われている革は大きく分けると3種類です!
天然皮革・人工皮革・合成皮革
天然皮革には主に3種類あり、
カンガルー革・牛革・カーフ革
これらについて詳細に話していきます!
天然皮革
天然皮革のスパイクの特長としては、履き続けていると革が伸びてきて足に馴染んでくることです。そのため中には気持ち小さめのサイズを選ぶ人も多いです。
カンガルー革
カンガルー革の特長は何と言っても圧倒的フィット感です!非常に柔らかい素材で足に馴染みやすいためフィット感が他の革に比べて高いです。
したがって、高いランクのスパイクで使われることが多く価格は高いです。また、雨などの水に弱く手入れが必要になります。練習用ではなく試合用のスパイクという印象です。
【メリット】
・フィット感が最高
・自分の足に馴染んでくる
【デメリット】
・値段が高い
・水に弱く、手入れが必要
最近では、PUMAやNIKEがカンガルーレザーの使用廃止を発表しており、もしかすると今後手に入れることが難しくなっていくかもしれません。
牛革
牛革の特長は耐久性が高く、馴染みも比較的良いです。柔らかさもあるので練習からカンガルー革を使いたいがそれがはばかられる人にとって適しています!価格帯もカンガルー革よりは低く、2,3番目のランクで使われていることが多いです。
天然皮革のため、水にはあまり強くなく手入れも必要です。
個人的には非常にコスパの良い素材だと思います!サッカーを始めてみた初心者や少し慣れてきて2足目に”少し良い物を買いたい”という人におすすめです。
【メリット】
・フィット感が良い
・自分の足に馴染んでくる
(がカンガルー革よりは劣る)
・値段はそこそこ
【デメリット】
・水に弱く、手入れが必要
カーフ革
カーフ革は若い牛の皮から作られる素材で、柔らかさと耐久性のバランスが特長です。
カーフ革は高級な牛革でカンガルー革に近いイメージです。カーフ革は柔らかく、快適なフィット感を提供します。足の動きに自然に追従し、プレー中の快適さを保ちます。カーフ革は牛革よりも柔らかいが、耐久性があります。
しかしカーフ革を使っているスパイクはそこまで多くない印象ではあります。
人工皮革
人工皮革とは、生地の構造から天然皮革を人工的に限りなく再現しようとしたものです。現在のサッカースパイクでは人工皮革のものがかなり多く、またそのクオリティも昔と比較して格段に良いです。伸びはあまり良くないのできつくない、ぴったりのサイズを選ぶと良いです。
人工皮革の特長は上記の説明にもあるように、天然皮革を再現しているため履いていると馴染んできて素材も柔らかいことです。しかし、この柔らかいは天然皮革とはまた違った柔らかさで、これは表面の違いや素材の違いから来ています。人工皮革の表面はスパイクの種類によって違いがあります(下図)。
ここは個人の好みに関するところなので履いてみて違いを確認してもらいたいです。
また、人工皮革は雨に強く通気性も良いことがあげられます。手入れも天然皮革と比較すると楽なので面倒くさがりにはばっちりです。
値段はピンキリですが、値段が高いほうがより軽く、機能性にも優れています。1番高いものだとカンガルー革のスパイクとさほど変わりないです。
【メリット】
・軽く、素材も柔らかい
・水に強く、手入れも少なくて済む
【デメリット】
・値段が高い(ものが多い)
合成皮革
さいごに合成皮革です。合成皮革とは見た目は天然皮革を模していますが、その構造は全く異なります。簡単に言えば、”見た目が天然皮革”のスパイクです。
そのため、上記の他の革と比較すると柔らかさや足馴染みは劣ります。
しかしながら、合成皮革のスパイクは水に強く、丈夫である特長があります。また、価格が安価であることも良いところです。
そのため、始めたばかりであまりお金をかけたくない人や練習で使うスパイクを探している人にとっておすすめです!
【メリット】
・水に強く、丈夫
・値段が安い
【デメリット】
・フィット感は低い
さいごに、、
それぞれの革の良さ・悪さを踏まえて、自身のニーズに合わせたスパイクを選んでみてほしいです!